生活の知恵

大人の夏風邪、対処法教えます! 病院には行くべき!【突然の発熱】

投稿日:2019年7月4日 更新日:

恐らく人生初となる大人の夏風邪をひいた筆者です。
唐突な発熱と共に激しい腹痛に見舞われ、丸3日ほど完全にダウンしてしまうことになりました。夏に風邪なんてほぼ考えたことがなかったので、それはもう大変に戸惑いました。

何より困ったのは「夏風邪」で検索すると子供向けの内容ばかりで、大人の役に立つ内容のページがほとんど見つからなかったことです。これを踏まえ、後学のために自分の体験記でも書いておこうと思いました。

というわけで、この記事は僕の実体験を元に大人の夏風邪について解説して行きます!

夏風邪は冬の風邪とは別物

夏風邪は冬にひく風邪と同じものを夏にひいているわけではなく、夏でも感染する特殊なウィルス群の感染によって発症します。よって、冬の風邪とは根本的に異なるものが多いようです。

僕の夏風邪はとにかく腹に来る(吐き気はない)タイプで熱の上昇値も高めでしたが、逆に鼻や喉、頭には全く来ませんでした。本調子に戻りつつある頃合いの見た目は「昨日まで寝込んでいた」と他人に言っても信じてもらえないレベルです。こういうことは冬の風邪ではあまりありませんよね。

熱の上がり方も冬風邪のぼや~っとするものと違い、身体の芯からじんわり焼かれるような感じだったのが印象的。頭は気持ちすっきりした状態が保たれていたように感じました。

以下に夏風邪特有の性質を列記して行きます。

特効薬が存在しない

夏風邪のウィルス群には特効薬が無く、自然治癒を待つしかありません。

全てのウィルスに対する特効薬が存在しないらしく、病院でもどの種類のウィルスに感染したのかの特定は行わないことがほとんどのようです。僕も「恐らくウィルス性の夏風邪だろう」という診断に留まりました。

ですので、病院に行って薬を貰っても回復しません。よく寝て、食べれる時に食べて免疫力を回復して対応する他ありません。終わりが見えないのが本当に気が滅入るポイントですが、ほとんどのウィルスが3日程度で回復に向かってくれるようですよ。

病院で貰える薬で痛みや炎症を抑えたり熱を下げることはできますが、これらの多用は回復を遅める可能性もあり注意が必要です。

夏風邪を早く治す方法は体内からウィルスを除去することであり、そのために「ウィルスを外に出す」という方法も重要になってきます。

身体に出る症状の多くは、このウィルスを外に出すために発生しているもので、例えば腹痛から来る下痢は分かりやすく「外に出す」行動です。くしゃみや咳も同様のものと言えるでしょう。我慢しないで出してしまった方が治りは早くなって行くようですよ。

これらを薬で抑えてしまうとウィルスの停滞を招くことになり、快癒までに通常より時間を要してしまうことがあります。1日でも早い回復を目指すなら薬の服用は最低限に留め、甘んじて症状を受け止めて過ごす覚悟が必要です…!

部屋をエアコンなどで適温に調整した方が良い

夏風邪を招くウィルスは、当然ながら暑さに強い特性を持ったウィルスです。中には高温多湿を好むという変わり種もいるようです。

風邪をひくと身体を温めて安静にする…というイメージがありますが、夏風邪については適温の部屋で安静にすることが重要になるそう。

7月や8月など外が凄まじく暑い時期は、夏風邪をひいた時も遠慮なくエアコンを使い、過ごしやすい空間を作りましょう。ただし、温度の下げすぎも身体に大きな負担をかけることになりますので、設定温度は27度~28度の一般推奨温度に留めておくのが賢明です。

僕もエアコンを利用して室温を整えるようにしてからかなり症状が楽になりました。これは夏風邪を治療する上でかなり重要度の高い行動ではないかと思いました。

場合によっては解熱剤の服用が効果を発揮することもあるそうですが、基本的には解熱剤は快癒を遅らせる原因になる薬です(熱を上げることで身体がウィルスの動きを抑制しているため)確実な早期回復を求める方は、必ず医師に相談の上服用してください。

風邪とは限りません 病院には極力行きましょう

特効薬がなく、明確な診断も受けられない。
薬を貰っても使うと治りが遅くなる。

だったら病院に行く必要はないのでは?と思われる方も多いでしょう。実際僕も、診断を受けた時にあまり意味を感じなかったのは事実です。

ですが大人の夏風邪症状は必ずしも夏風邪であるとは限らないため、病院の受診が好ましいと思われます。

僕も受診時に「血液検査をしますか?」と聞かれました。
これはつまり、初診の時点で風邪ではない大きな病気を疑っていく選択肢があったということです。冬の風邪の場合、いきなりそんな提案をされることはまずありませんが、大人が夏に風邪をひくというのは「そういうこと」である可能性も否めないというのが医師のナチュラルな見解のようです。

僕は「見た感じ急を要するほどではないので、万一悪化してきたらでいいと思う」ということだったため血液検査は見送り、結果回復したことによって「風邪だった」で済んだという形です。

自己判断で風邪か大病かを見極めるのは難しいですし、夏風邪のような急速な発熱などの症状が出る大病だったとしたら、それは命に関わる危険なものであるかもしれません。

そういった可能性を考えて、早めの病院の受診が安心ですね。

夏風邪も出る症状に個人差がかなりあるようなので、スムーズ且つ確実な回復行動を行うためにも、病院で自分にあった対処法をよくヒアリングしておくと安心感が違います。特別な理由がない限りは、病院に一度は足を運んでおきましょう!

おわりに

夏風邪についてまとめて参りました。

あくまで体験を元にした記事なので、より正確な情報は医療機関系のサイトを閲覧する他、行動については医師の直接の診断を持って判断してください。

夏風邪は過度なストレスや疲労、寝不足などを要因として発症してしまうことが多いようです。

夏だから……と油断しすぎず、しっかり身体に余裕を持てる生活を送ることでこういったアクシデントに見舞われるリスクをできるだけ減らして行きましょう。

僕も誇張抜きに1日18時間~20時間をベッドの上での睡眠時間に当てていたので、完全に時間が飛びました。気付いたら月も替わってるしどうなってるんだい。同じような目に遭われる方が1人でも少なくなることをお祈りしております。

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