生活の知恵

VRって実際どうなの? PS VRの体験会に行ってきて感じた4つのこと!

投稿日:2016年6月23日 更新日:

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話題の『PlayStation VR』の体験に行ってきました!
※これは2016年の記事です。

6/18(土)に先行予約が始まりましたが、ネットは開始1分で全滅。量販店は軒並み長蛇の列を形成と、大変世間を賑わせている次世代機器。ですが、まだよく知らない方も多いことでしょう。なので少しだけ説明。

VR=Virtual Realityの略。
今回では頭にゴーグル状の端末を装着し、外界の情報を遮断する端末のことを指します。目の前の空間を全て人工映像にすることで、自身が仮想現実に存在しているかのような没入感を得る。それを実現する夢のような機械です。よくSF作品でも登場していると思います。

VR機器は他にも様々ありますが、ソニー製の『PS VR』の長所はとにかく価格が安いところ。あとはやはり『プレイステーション』のブランドを持ってゲームが開発されるだろう将来性の高さ。

これらの点から、一般層への普及を含めてVRの覇権を取る可能性は高いだろうと予想されていますね。

ではここから『PS VR』を体験した感想をお届けします!

1.想像以上に快適な装着感

まず最初にお伝えしたいポイントがこれ。やはりVR機器と言うと最も気になる点の一つがこの装着感。ここを損なうと長時間の利用が厳しいどころか、ゲームや映像への没入感も落ちてしまいます。

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実際につけてみたboku。意外とゴツくて大変そうに見えます?そうでもないですけどね!

『PS VR』は奥行の可動範囲が広く、視界に吸い付くような装着感を実現しています。顔の大きさや形に合わせて確実なフィットポイントを探すことができるため、思っていた以上に「つけている感覚」はなかったです。

やたらゴツい見た目をしていますが、重さもそれほどではなく。噂には聞いていましたが、実際つけてみると結構驚きました。流石に突き詰められてるなと感じました。

またゴーグル外側は覆うゴムパーツもバッチリと視界を覆ってくれるため、『PS VR』を装着することで現実の視覚情報はほぼ完全にシャットアウトされます。どうしてもそのゴムパーツが見えてしまうところはあり改善が望まれますが、ゲームに没頭しているうちに気にならなくなるレベルです。

2.360度展開される美麗なグラフィック

これはゲームによるのかもしれませんが、体験会の作品は360度3Dに映像が展開されています。

つまり、頭を回すと背後にも映像があります。足元を見れば足が見えます。奥を覗き込めます。上を見上げれば空が見えますし、太陽があります。

本当に視覚情報がそのままVRの世界にすり替わってしまったような感覚。手を挙げた時に自分の手が視覚に入らない!これに違和感しかない!それほど完璧に目の前の情報が書き換わります。

何もかも初めてですし雑音も多く、完全に目の前の情報に集中できたわけではありません。体験した映像もどちらかと言うと、ファンシーなもので非現実的な空間でした。それでも自分が違う世界を垣間見ているような実感はありました。これが完全に自分だけの空間で、尚且つよりリアリティの高いゲームだったらと考えると……。

夢ばかりが拡がってしまいますね!!

3.今までになかったゲーム体験

僕は今回『THE PLAYROOM VR』というゲームを体験することができました。他の試遊台は観覧がメインのものが多い中で、ゲーム性が強いものだそうです。ラッキー?

スタッフ「上を見上げてください。怪獣が見えますよね」
はつ「あれですか(太陽輝いてる)大きいですね~」
スタッフ「今からあれになって街を破壊してもらいます」
はつ「え?アッハイ、分かりました」

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というわけで自分が怪獣になるゲームです。

このゲームは自分が怪獣(視点)になって街を破壊して行くというスタイリッシュ破滅ゲーム。下を向くと自分の身体が、後ろを向くと自分の尻尾が見えたりして面白い。

VR非装着の人が通常のゲームと同じようにTVを見て、その怪獣を撃退する対戦もできるようです。デフォルメされたキャラクターによるファンシー絵面なので残虐性はありません。

このゲームの凄いところはVR側は頭を振ってビルを砕き、ヘリを撃墜していくだけというところ。コントローラーは使いません。ただひたすら頭を振ります。

なので、プレイ感覚はゲームというよりほぼアトラクションです。

正直すっげーくだらない内容ですし、動きに合わせて映像が動くというゲームは昔からあります。字面にすると特別凄い内容ではないようにすら感じる。「本当に面白いのか?」と思うでしょう。

でも目の前の情報そのものが自分の動きに追従するゲームは今までには当然ありません。本当に単純な動きだけでもVRの世界では革命的な物に見えてしまうし、実際革命的なプレイ感です。

たったこれだけの単純なゲームですら得られるものは今まで体験したことがない感覚!頭を振るのがこんなに楽しいなんて!!

後半は相手が投げてくる物を左右に首を振ってかわすのですが、もう必死に頭を振りました。ペンキとかが当たると思わず「うわ、見えね!」と口から出てしまうほど!!マジだから!!

ちなみに僕は反射神経がなかったので普通に負けて宇宙まですっ飛ばされました!!マジかよ!!

怪獣となって空を飛び地球?を飛び出し、その先は宇宙!惑星を眺めながら「地球は青かった…」と言わんばかりの美麗映像!正直ちょっとフワっとしたし、若干スカイダイビング(逆)っぽさもあって新体験ができました。

スタッフ「体験会としてはこの方が面白い映像が見えて良いですよ(ニッコリ」
はつ「ハイそうですね実際僕もそう思います」

4.良くなかったところ・不安点など

絶賛ばかりですが、気になった点もやはりあります。

1つは映像の初期設定の難しさ。
初期設定を綿密に行わないと映像がブレてしまい、イマイチ楽しめないこともあるようです。実際僕も初期設定があまり上手く行っていなかった可能性があり、何度か映像がブレてしまいました。ブレと言っても致命的なものではなく、視力が落ちたように感じることがあると言った感じですが。

初めてなので「こんなものかな?」と思ってしまったのですが、あとで確認すると「もっと綺麗に見えたかもしれない」との回答を頂けました。

しかし、設定は個人の身長や顔のサイズによって変動するため、自分以外の人に判断ができないのです。なので、僕が仕様上のブレを指摘しているのか、上手く行っていなかったのも分かりません。最も綺麗に映るとどんな映像に見えるのかの解説とかがあったらなぁと思いました。

あとは付きまとう3D酔いの問題。
特に「顔を前に出すとズームしたりもするのでやってみてください」と言われ試したのですが、急激に顔を突き出すと画面がガクガクッと動き、無理矢理距離を合わせようとしたのが気になりました。こういう挙動にはまだまだ弱いのかな?という印象。3D酔いが起こりやすい人は要注意かも。

ただその他の可動(前後左右)に関してはかなり現実に近い動きで映像が追従するため、過剰に高速で動かしたりしない限りはよほど問題ないのではないかという感想ではありますね。どちらにせよ、あまり速すぎる動きは良くないのかもしれません。

もう一つは元々非推奨行為ですが、長時間プレイはやはり厳しそうです。機体自体が重くないと言っても首はやはり疲れますし、何より目の疲労感は大きいです。

15分程度の体験でもそれは感じました。通常のゲームより没頭しやすい分時間を忘れてしまいそうですが、身体への負担はより大きいでしょう。購入後はそれを念頭に置いて、プレイしていけたらなぁと思いました(難しそう)

まとめ!これは俄然楽しみ!

良いところ悪いところ含めて書きましたが、僕は本当に楽しみです!体験会を経てより強くそう思いました!

僕がVRに強い興味を覚えたのは10年ほど前に発売した『.hack//G.U.』というゲームなのですが、あの頃はゲームをやりながら「本当にこんな時代が来るんだろうか」と思ったもの。

それが来てるんですね!本当に!!

ここまで書いてきて非常にアレですが、百聞は一見に如かずな存在です。言葉では伝えきれないところも沢山あると思います。何せゲーム業界にとって初めてのことだらけ。夢が現実になる瞬間ですから。

でもより多くの人にこのVRに興味を持ってほしくて書いています!今までゲームに興味が無かった人もきっと驚く!それくらい凄い体験が待っている!

これを読んでくれているあなたも、是非全く新しいゲームの世界を一緒に体感して行きましょう!時間が合う方は是非体験会に足を運んでみてくださいね。

さぁ!画面の前のアナタも!この機会に次世代機器『PlayStation VR』をチェックだ!!

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