弊ブログ新シリーズ(仮)
読者さんの質問や悩みに答えてみましたのコーナー!
できるだけ前向きに、丁寧に心に寄り添った回答を意識して展開して参ります。よろしくお願い致します。
第1回は「"したいこと"と"しなければならないこと"が多すぎて両立できない」というお悩み。
実に第1回らしい相談を頂きました。ありがとうございます。
語り尽くされたテーマの1つではあると思いますが、質問者さんから来た「このメッセージ」かつ、僕が回答することで新たに提示される世界もあるでしょう。
それを意識しながら回答させて頂きます。ではどうぞ。
「しなければならない」理由を明確にする
現代人は「しなければならないこと」に拘束されて生きています。これはそれらが増えたと言うよりも、「したいこと」の方がここ数十年で激増したからと言う方が正しいでしょう。
日本人の働き方が歪んでいるのは高度経済成長期以降ずっとそうだとしても、時間の割り振りという点では現代人の方が大変に苦慮しているはずです。そもそも時間の割り振りに苦慮していることがもう、昔よりも考えることが増えている証明です。
僕も社会人になってからは特にそのことを意識するようになり、「しなければならないこと」を中心の生活をすると「したいこと」の半分も実行できないことに気付きました。
「しなければならないこと」を避けるわけにも行かないが、できるだけ「したいこと」がたくさんできる人生を謳歌したいですよね。
そこで僕がよく行うのが「それは本当に"しなければならないこと"なのか」を考えて、向き合うことです。
本当に「しなければならないこと」なのか
そもそも何故「しなければならないこと」が存在するのでしょうか?
それは自分が1つの社会の一員であるからに他なりません。そして「しなければならないこと」とは、"社会の一員として果たすべき責任"のことを指す場合がほとんどです。
真っ当な社会人を目指せば目指すほど、「しなければならないこと」は増えて雁字搦めになってしまいます。完璧を目指そうとするほどに、「したいこと」に割く時間は少なくなっていきます。
ですから「したいこと」を優先したい場合、「しなければならないこと」の方をある程度まで間引いてやる必要があります。
実は自分が「しなければならない」と思い込んでいるものの中には、さほど力を入れなくても良いものが必ず存在しています。それを見極めて自分なりに「力を抜くことを覚える」こと。それを行うと、もっと充実した時間を過ごせるようになると思います。
もちろん言葉にしているほどこれは簡単なことではなく、長い時間と経験を持って少しずつ変えて行く必要があるでしょう。しかもそこまでしても、実際に蔑ろにしてはいけないことの方が圧倒的に多いかもしれません。ですが、この意識を持つことで拡がる視野があります。
何故ならばこの行為によって、「しなければならないこと」に対して自分が感じている「しなければならない理由」も明確に見えてくるからです。
自分と向き合うことが大切
「しなければならないこと」に気持ちが向かないのは、その行動によって自分がどんな得をしているのか、それがぼんやりとしているからです。
行動によって自分が得られるものが明瞭だと、人は強いモチベーションを持って行動することができます。具体的であればあるほど、自分を納得させることも容易になって行くことでしょう。
具体的な回答を得るためには、自分の中の具体性を向上させなければなりません。そのために「しなければならないこと」と向き合うことが大事なのです。
例えば勉強なら「良い大学に入るため→やりたいことを実現するため→仕事をやりたいものにするため」と具体化して行けますし、仕事なら「お金を稼ぐため→好きな人(物)にお金を使うため→相手の喜ぶを顔を見るため」など、1つずつ波及させれば良いのです。
そこまで向き合った上で「あれ?なんで頑張ってたんだろう?」「どうしてもやりたくない」と思ってしまうものは、切り捨ててしまっても良いかもしれません。思えないものは、きっとあなたにとっての"大事な何か"が奥底に存在しているはずです。それを探すことには大きな意味があります。
このように意識を改変するだけで、物事への向き合い方は変わると思います。自分に必要なものを、できる限り具体的に整えて行きましょう。
「したいこと」を「しなければならないこと」へ
もう1つ別の角度から回答です。「したいこと」をできるだけ優先する生活を送ると、歳を重ねるに連れて「やらなければならないこと」に近付いて行くと思います。
これは加齢という避けられない事実に基づいた論理です。若さとは有限で、永遠にあるものではありません。そして若さを失うと、人はより「やらなければならないこと」に支配される人生を送ることになります。
若い内に「したいこと」を頑張っておかないと、大人になってから改めてやり直すのは様々な観点から大変に難しいです。
なので多くの人が、若い時分に培った何らかのスキルやステータスを活用した人生を送ることになります。それが実は好きでもなければやりたくもないことであっても、結果としてそれに頼らざるを得ない人生になってしまうのです。
自由が効くうちは、とにかく色んなことにチャレンジして「若い時はこんなことを頑張った」と胸を張って言えるように行動した方が良いと思います。若い内に積み重ねたスキルは、自分の気持ち次第で活用するチャンスを手にできます。どこかでその積み重ねが役に立って、仕事に繋がる日も来るかもしれません。
そのような生き方を意識して行動を選択していると、「したいこと」の一部が「しなければならないこと」に内包されるようになって行くと思うのです。
目の前にある「しなければならないこと」にしっかりと勤しめば、社会的に優秀で認められる人にはなれると思います。それはそれで紛れもなく"良い人生"に繋がる努力でしょう。しかし"社会的な優秀さ"が自分の目指すべき方向と異なっているのなら、一考の余地はあるのだと思います。
自分の人生をどのようなものにして行きたいか。その指針によって「しなければならないこと」は変わります。それらも含めて、是非とも自分と向き合う時間を設けてみてください。
おわりに
「"したいこと"と"しなければならないこと"が多すぎて両立できない」悩みについてお答えしました。
最後に「したいこと」がたくさんあるというのは、それだけ可能性がたくさんあることと同義です。
興味の方向性が狭い人はそんな悩みを持つこともなく、一定の範囲で生きることに尽力するしかありません。仮にその状況に納得していなかったとしてもです。
僕自身も上述してきたことを実行して、優秀ではないものの幸せな人生を送れています。今後も同様に考えて生きて行くでしょう。質問者さんにも(幾つの方は分かりませんが)今持っているものを大切にして、後悔のない選択をしてほしいと思います。
それではまた次回の記事にて。
この記事が質問者さん並びに読者さんにとって、有益なものになりましたら幸いです。
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