一度泣き出したら簡単には泣き止まない赤ちゃん。
欲求に対する感情表現が泣くことに依存している赤ちゃんは、その原因を探って泣き止ませるだけでも一苦労。物理的な原因がないのに泣いてしまうという子もいるでしょう。
そんな時に使える、何とか赤ちゃんを泣き止ませる技が1つでも増えたら嬉しいですよね。
今回の記事では"音"に着目して、その技をお届け!
赤ちゃんをすぐ泣き止ませる方法を教えます!
車のエンジン音を聞かせる
最も効果的なものの1つが車のエンジン音です。
あくまでエンジン音であり、走行音ではありません。
走っている時のけたたましい音ではなく、エンジンが起動する時などに鳴る「ブォン…!」という短い音や、アイドリングの音などが該当します。
エンジン音であれば、スマホなどから再生したものでも同様の効果を得られるため、逐一車に乗る必要はありません。
例えばこういった動画を使用して聞かせてあげましょう。動画内に登場するホンダのNSXは、最も赤ちゃんに良質な効果を与えるエンジン音が鳴っている車種だという研究結果もあるようです。
赤ちゃんによって好みの音の個人差はあるようなので、Youtubeで様々な動画をリスト化しておき、必要に応じて試してみるのも良いかもしれませんね。
お母さんのお腹の中の音に近い
エンジン音が赤ちゃんに効果的なのは、お母さんの胎内にいる時に耳にしている音と近しいからだと言われています。
生まれて間もない赤ちゃんはほとんどが初めて体験するものばかり。耳にしている音の種類も、当然まだ少ない状態です。
そんな中で最も長期に渡って聞いていた馴染みのある音こそが、羊水の中で聞いていたくぐもった外界の音。
それにとても近いくぐもった音を鳴らす車のエンジン音は、赤ちゃんを落ち着ける効果があって然るべきなのです。
ちなみに、大人になってからもその刷り込みは残っているとされており、車でドライブ中に助手席でついウトウトしてしまいやすいのにも、この結果が関係しているようです。
電車の走行音(乗車中)にも人をリラックスさせる効果があり、エンジン音と同じく眠気を誘います。これも母親の胎内にいた時の感覚がフラッシュバックするのも要因の1つであると言われています。
人は意外と、お腹の中にいる時のことを覚えているものなんですね。
タケモトピアノのCMソングに注目
テレビを見ていれば一度は耳にしたことがあるであろう「タケモトピアノ」さんのCMソング。20年以上全く変わらない内容で流され続けているCMです。
実は、あのタケモトピアノのCMにも赤ちゃんを泣き止ませる効果があるのです。
①音の振れ幅が大きい
②リズムが一定ではない
③音使いが特徴的
④歌手の歌声の周波数が良い
といった科学的な理由により、赤ちゃんをリラックスさせるのに非常に適した音楽になっているようです。音楽的知識としては、NHK教育テレビで採用されている音楽も押さえているようなポイントなんだとか。
これは狙って作られたのではなく、お客様からの声として「あの曲を聞かせると子供が泣き止むので助かる」といったものが複数届いたことで発覚したとのこと。
その後「多くの人に喜ばれるものであるならば…」と、あえてCMソングを変更せずにずっと同じCMを流し続けています。密かに社会貢献を続けてくれていたタケモトピアノさんの粋な計らい。素晴らしいですね。
この事実が公にされるようになってから、ピアノの演奏会で泣いている赤ちゃんに向けてこの曲を演奏し、泣き止ませてから自分の演奏を始めるファインプレーを魅せた奏者が話題になるなど、少しずつこの曲の効果の認知度は高いものになってきているようです。
おわりに
・赤ちゃんを泣き止ませるにはエンジン音
・最も効果があるのがホンダのNSX(車種)
・お母さんのお腹の中の音に非常に近い音なため
・タケモトピアノのCMソングもオススメ
といった内容でした。
赤ちゃんが泣く理由は様々で、これで絶対に解消するというものではないと思います。
しかし、泣き止まないということは、逆に食事やおむつなどの物理的な事象に対する訴えだと受け取ることができるでしょう。
赤ちゃんのお世話は毎日のこと。
こういった道具や知識を効果的に使うことで、少しでも育児の負担が小さくなりますことをお祈りしております。
お読み頂きありがとうございました。