現在、2018年秋のTV番組『オールスター感謝祭』にて「女優の北川景子さんが4分間瞬きをせず、表情を一切崩さずに顔面どアップに耐え切った」ことが話題となっています(※2020年11月に5分50秒へと更新)
本来は4人で合計4分耐え切れば良い企画で、まさかの1人で4分耐え切る偉業。しかも生放送1発勝負で完璧な美貌を保ったままのクリアと、伝説級の映像でした。
実は陰ながらこの4分チャレンジに無謀にも挑んだ若者がいます。
そう私です。
一応、役者をやっていた小さなプライドもあるし、良い機会なので北川景子さん(※自称ドライアイ)に勝てるかどうか試してみよう。そんな軽い気持ちでテレビ画面の凝視を開始しました。
かくして僕の一般人チャレンジがスタート。
その先に地獄が待っているとも知らずに……。
常人は30秒も耐えられない
一般人が瞬きなしで耐えられる平均時間は27秒とのこと(※番組調べ)
これは試している最中に分かったことなのですが、瞬きなしでジッとしていると、20秒を過ぎた辺りから強烈に目が痛み始めます。この時点で僕も「もう駄目かもしれない」と思ったものです。
しかし30秒を超えた辺りで状況が一変。目に涙が溜まり始め、痛みを和らげ始めます。
ここまで来ると、逆にかなり余裕が出てきました。
さっきまでの痛みに耐えたのだから、もう少し行けるなという具合に時間が過ぎて行くのです。
一般人の平均耐久時間が20秒代後半に落ち着くのは、序盤の痛みをもって「限界」を感じてしまうからではないかと推察します。
実際、通常時であれば目を絶対に閉じてしまう痛みでした。もう少し耐えれば楽になると知っていない限りは、そこでギブアップする人がほとんどでしょう。
今回は事前の「目標設定」によって、何とかその壁を乗り越えるに成功。僕の一般人チャレンジはまだまだ続いて行きます。
4分耐えると顔面が崩壊する
結論から言うと、僕は一応4分耐えられました。「北川景子について行く」という目標を掲げたせいで、4分チャレンジになってしまいました。地獄だった。
想定外であり予想外であり、終わった時は「北川景子すごい!」より「終わったー!」という実感が強すぎて何も言えなくなってしまったくらい。
ですが、この項で重要なのは僕が4分耐えられたことではありません。お伝えしたいのは、普通は1分を過ぎた辺りで顔面がぶっ壊れ始めるということです。
僕の場合だと1分を超えた辺りからまぶたがプルプルして、「滅茶苦茶耐えている」感が顔面全体から出まくっていたようです。
そして3分程度経った時点で、溜まりに溜まりまくった涙のダムが決壊。目から涙がダラダラと流れ出し、まぶたの震えもより極まってきて、悲惨な面持ちへと変わって行きました。
なんと今回はその実際の写真をご用意しています!
それがこちらです!!
↓↓↓
※実際の様子
このアホ面である。
我ながら真に迫るものがある。普通はこうなると思って下さい。
仮に耐えることはできても「綺麗な表情を保つ」ことはよっぽどのエネルギーがないと不可能でしょう。耐えるだけで精いっぱいなのが一般人の限界かと思います。
一方で、北川景子さんも目に涙は溜まっていたものの、表情を崩すことは一切ありませんでした。まぶたが極端に震えたり目が半開きになってしまうこともなく、その完璧な美貌を4分間に渡って維持し続けました。何なら、あのままもう数分くらいは行けそうにも見えましたね。
4分を迎える直前、精神崩壊を起こす寸前のboku。良い顔だ。進撃の巨人に出てきそう。
2020年11月追記:『しゃべくり007』にて、北川景子さんが5分50秒という新しい記録を樹立されました。おめでとうございます!(?)対戦相手だったくりぃむしちゅーの有田さんは、正にこの写真の僕のようになっていましたね。親近感。
これがプロの根性、そして技術ってやつなんだなぁと改めて感じました。僕もチャレンジ中は、自分なりには完璧な表情を保っているつもりだったので。いや本当に!
「4分なんて耐えられない!すごい!」という感想以上に、「4分耐えた一般人のあられもない姿」は、北川景子さんのスゴさをより際立たせたのではないでしょうか。そうだと信じたいと思っている自分がいる。信じさせてください。
4分耐えると身体に不調を来す
実は一般人チャレンジにはもう1つ、続きの後日談があります。
それは終わった後の身体の状態です。
瞬きを数分間しないくらい、適当に目をケアしてあげれば特に問題はないだろうと思っておりました。ですが、実際はそうではありませんでした。
4分耐えた直後は目が凄まじく痛いを超えて、謎の気だるさ、微妙な気持ち悪さから来る食欲不振などが身体を襲ったのです。
大袈裟かもしれませんが、本当にそれくらい身体が疲れている感覚がありました。このチャレンジによって、瞬きをしないだけで想像以上に体力を奪われることにも気付くことができました。
しかも目の痛みに関しては、数時間経った後まで余韻が残ってしまう結果に。想像以上に尾を引くチャレンジとなってしまいました。やらなきゃ良かった。
瞬きとは全ての人が意識せずに行っている、呼吸に近い人間の行動かと思います。機能や本能と言っても良いかもしれません。
ですがやはり、瞬きは必要だから無意識に行われているのであって、それを意識的に断絶することは身体に大きな負担をかける行為なのだと改めて実感しました。
北川景子さんも何だかんだ体力は持って行かれていたのか、それすらも特に何ともないほどに余裕だったのか。「1人の経験者」となった身としては、是非知りたいところでしたね…。
と言うわけで、特別な理由がなければ瞬きを我慢するということはオススメできません。皆様も「北川景子にできたなら俺にもできる」なんて軽い気持ちで挑戦せず、この記事の悲惨な顔を見て満足し、彼女の偉業を素直に称えて頂ければ幸いです。
まとめ
4分間を無理矢理耐え切った筆者の気持ち(疲れた顔)を記して参りました。
見せてもらった自分の写真の顔があまりにも酷くて面白いものだから、せっかくだし世に役立つ形で公開しておくことに致しました。
何とか4分間耐えることができたとしても、完璧な顔面を維持することはできない。それはこの記事で分かって頂けたかと思います。
つまり北川景子さんをはじめとする役者の方々は、そういう状況に置かれた際にも対応できるよう、日々特殊なトレーニングを積んでいるということでしょう。
バラエティ番組の面白企画の1つではありましたが、役者という職種の方々の努力が垣間見える、とても素晴らしい結果となりました。ついでに自分が挑戦したことで、その「すごさ」の実感値が何百倍にも膨れ上がってくれました。本当にありがとうございます。
この記事は、その実感を皆様と共有できたらと思い執筆しました。楽しんで頂けましたら幸いです。それでは。